CoinCheck事件の概要(その2)

時事できごと

被害者への補償対応について

CoinCheck社は、現預金の取り崩しによって被害を補償

CoinCheck(コインチェック)社は、XEM/NEMを保有していた利用者に対して、自社の現預金の取り崩しによって被害者へ補償する方針であることを発表しました。

※ XEMとNEMの違いはこちらの記事を参照)
当記事では、盗まれた通貨をXEMと表記し、XEMを扱うシステムと発行元をNEMと表記
します。



補償方法と補償額

CoinCheck(以下、CC)の発表によりますと、補償額は「1XEM = 88.549円」とし、被害者に全額返金とのことです。この価格の算出方法には出来高の加重平均を利用しており、国内仮想通貨取引所のZaifのXEM価格を参考にしているとのことです。この補償に対して、問題が発覚してわずか1日で補償内容を発表している点に、早急な対応であると評価がある一方、実際に自己資本による補償が可能なのかと疑問を持つ声もあります。500億円近い補償額になりますが、それほどの現預金を保有しているのかどうか疑問視する意見が多いのが理由です。


 

補償時期

CCは今回の事件で被害を受けた、約26万人の利用者に対し補償を行うと発表をました。しかし2月3日の公式発表では、被害者への補償だけではなく、顧客から預かっている日本金の出金再開の時期も、現在はまだ目処が立っていない旨の発言をしています。

現在CCは再開に向けての準備を進めており、外部の専門家からの協力を得ながらセキュリティの強化や検証を行っています。補償や出金再開の時期はこのセキュリティ強化が行われた後になるとみられており、まだ時間がかかると予想されます。
また、金融庁が立ち入り検査を検討しているため、金融庁の検査とその後の業務改善命令の内容次第では、再開が当分先になる可能性もあります。CCの一存では今後のスケジュールを立てられない状況になっていると思われます。一方で、自らの資金や口座にアクセスできないユーザーは、仮想通貨の価格が暴落する市況にあって、売買ができない状況にストレスをためているものと思われます。一刻も早い対応が求められています。