米大手仮想通貨取引所のPoloniexが買収される -仮想通貨の四方山話-

四方山話

早くも取引所に淘汰の波が?!

 

ども! ブログライターのタツヤです。
今日の四方山話は、取引所の買収です。

 アメリカの決済代行業者Circle(サークル)が、アメリカの大手仮想通貨取引所Poloniexを買収しました。両者が2月26日(現地時間)にリリースを出しています。(Circleのプレスリリースと、Poloniexのプレスリリース


 

改革を怠ったPoloniex

 Poloniexは仮想通貨の取引所としては古参で2014年から仮想通貨の取引を行っています(仮想通貨の世界では2014年設立企業は老舗なんです)。セキュリティーなどではそこそこの評価を受けているものの、保守的な体質から草コインの上場などには消極的でした。
2016年以降、新興の仮想通貨取引所が乱立するようになり、問題がありそうな草コインでも無節操に上場して取り扱うそれらの中華系の企業などに押されて、Poloniexの取扱高は低迷し、業績も低迷していました。

日進月歩どころか分進秒歩の仮想通貨のマーケットでは、老舗の名門取引所であっても、改革を怠ればあっという間に振興に追い抜かれてしまう世界なんですね。恐ろしいことです。


 

Circle主導によるPoloniexの復活に期待

 今回Circleに買収されたことで、PoloniexはCircleの資本を使ってサーバーの増強やシステムの改修など、大規模な経営のブラッシュアップを行うものと思われます。
Circleは決済代行が主な事業ですが、ブロックチェーンを利用したサービスを中核としています。新しい技術を積極的に取り入れる企業であり、中国の百度と大規模な提携をしているなど、柔軟で大胆な経営戦略を採用して急成長しました。PoloniexもCircle経営陣の手腕による再生が期待されています。


 

忍び寄る淘汰の波

 2016年から17年にかけて仮想通貨取引所は世界中で設立されました。取引量も取扱高もうなぎのぼりのマーケットですので、取引所の利益は凄まじいものだろうと思われていました。なにせ、取引を仲介するだけで手数料が1秒ごとに何十万円と転がり込んでくるわけですからね。CoinCheckもあれだけの盗難にあいながら損失補填ができるほどの潤沢な内部留保を持っていたわけですし、そう思うのも不思議ではない。しかし、今回のPoloniexの身売りは「仮想通貨取引所は儲かる」というのは必ずしも正しくなかったことを示したように思います。
既に過当競争気味になってきており、経営努力を怠るとたちまちユーザーが離れていくということを、Poloniexは身をもって示したのかもしれません。


対岸の火事ではない日本の取引所

日本の取引所も対岸の火事では済まないかもしれません。CoinCheckは言うに及ばず、Zaifなどもサーバーの脆弱性などが問題になっています。そして金融庁の規制の方針が決まるのを待って、大手金融機関が取引事業に参入してくるでしょう。SBIグループは既に夏頃に取引所開設と発表していますしね。年内に取引所の淘汰が起こってもおかしくありません。

今は我が世の春を謳歌している大手取引所の方々も、ゆめゆめ油断などなさいませんように。