ドイツ財務省 仮想通貨による支払いは非課税に

時事できごと

仮想通貨による支払は現金支払いと同等

 

ライターの結城です。
ドイツの財務省は、仮想通貨で物品を購入した場合の課税方針を発表しました。
発表によりますと、仮想通貨による支払いは、法定通貨(現金)と同じであり特別な税は課さないとする方針です。


 

ドイツ財務省の発表

2月27日、ドイツ財務省は仮想通貨(例えばビットコイン)で支払いをした場合の課税方針について、税務上の扱いは法定通貨と同じとし、特別な税は課さず消費税のみ法定通貨と同等に課されると発表しました。


“Virtual currencies (cryptocurrencies, e.g., Bitcoin) become the equivalent to legal means of payment, insofar as these so-called virtual currencies of those involved in the transaction as an alternative contractual and immediate means of payment have been accepted and no other purpose serve as a means of payment.”


税計算時のフィアット建てのレートは、購入時の当該仮想通貨のレートが適用され、「購入時」とはデジタルウォレットからの送金が受付けられた時とする、とのことです。この方針は、物品やサービスの購入(買い物)にのみ適用され、マイニング(採掘)の報酬は買い物に該当しないためこの課税方針は適用されない、とも併せて発表されました。


 

国ごとに大きく異なる課税方針

仮想通貨の扱いについては国ごとに様々です。イスラエルでは今後も引き続き資産としてみなされるとしています、一方でオーストラリアでは仮想通貨に対する二重課税を撤廃する議案が議会で承認されました。
我が国では、仮想通貨の支払時に現金同等の消費税が課される他に、当該仮想通貨の購入時と支払時の相場に差が出ており、含み益の状態になっている場合は含み益が雑所得して課税される、としています。

 

仮想通貨は新しいシステムであるだけに、国際的な共通ルールは制定されておらず、また各国の対応もめまぐるしく変わっています。しばらくはこのような状態が続く物と思われますが、今回のドイツの方針は、仮想通貨を法定通貨同等と認めたものであり、各国の政策、得にEU諸国に影響を与える可能性があります。

 

参考リンク

https://www.winheller.com/en/banking-finance-and-insurance-law/bitcoin-trading/bitcoin-and-tax.html

https://www.ethnews.com/german-ministry-of-finance-provides-guidance-on-bitcoin-taxation

https://hype.codes/germany-not-tax-bitcoin-purchases