Ethereum(イーサリアム) ~Bitcoinに次ぐ時価総額第2位の通貨~

注目の通貨

今日はアルトコインの中で最も規模が大きい仮想通貨、Ethereum(イーサリアム)について解説していきます。

目次

1. イーサリアムとは

2. イーサリアムの特徴

3. イーサリアムの魅力、将来性

 

1. イーサリアムとは

基本スペックは以下。

通貨単位 ETH

発行枚数 未定、初期発行は7200万枚

ローンチ 2014年

承認システム Proof of Work(将来的にはProof of Stakeに移行)

ブロック承認時間 約15秒

 

イーサリアムは2014年にクラウドファウンディングによって約16億円の資金を調達し、その後運用がスタートしました。考案者はロシア系カナダ人であるVitalik Buterin氏です。イーサリアムの初期のホワイトペーパーは、当時ビットコインの開発に関わっていたプログラマー兼ライターであったButerin氏によって作成されました。その後2015年6月にイーサリアムのブロックチェーンが公開され、世に広まっていきました。

現在、イーサリアムはビットコインの次に時価総額が大きく有名な仮想通貨となっています。2017年の1年間では100倍以上価格を上げ注目を集めました。仮想通貨界の不動のNo.2の存在であり、ビットコインとイーサリアムは、仮想通貨の中でも抜けた存在であると言えるでしょう。

また、そもそもイーサリアムというのは非中央集権型アプリケーションのためのプラットフォームの名称です。その中のイーサーというものが通貨の役割をしており、イーサリアム上の取引で送金する時やスマートコントラクトをアップデートするときにこのイーサーを使用します。イーサリアムのプラットフォームを利用することで、全ての人が様々なサービスを運用することが可能となっています。

 

2. イーサリアムの特徴

・スマートコントラクト

・Proof of Stake

・今後のアップデート

 

イーサリアムの最大の特徴である、スマートコントラクトについて解説します。イーサリアムは、ブロックチェーン上でDapps構築とスマートコントラクトの実装を可能にしたプラットフォームです。イーサリアムを語る上で絶対に欠かせないのがこのスマートコントラクトという機能です。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で記述されたプログラミングを自動で実行させる仕組みのことです。ある取引の契約をブロックチェーン上に記録して、かつそれを自動で実行することができます。この仕組みを構築するため、イーサリアムはチューリング完全な独自プログラミング言語「Solidity」を導入しています。

イーサリアムは、世界中の誰もが利用でき、管理が不要であり、電力供給される限り止まることのないワールドコンピューターの実現を目指しているのです。特定の管理者無しにプログラムの正常な履行をイーサリアムのシステムによって担保できるため、これまでのサービスの仕組みを大きく変える可能性を秘めています。実際にこのスマートコントラクトを活用した新たなプロジェクトは数多く登場しているのです。

 

次に、イーサリアムの承認アルゴリズムについて説明します。イーサリアムはイーサリアムはProof of Stakeという承認アルゴリズムを採用予定です。

このProof of Stakeとは、ビットコイン等のProof of Workが、もっとも多い演算量、を投入したノードが正しいものとされるのに対して、もっとも多いコイン年数を投入したノードが正しいとされるアルゴリズムです。この「コイン年数」とは、コインの量×そのコインが使われなかった時間、を表し  ており要するにコインを長く持っている人が報酬をもらえる仕組みとなっています。

このProof of StakeはProof of Workにおける大きな問題点を解決できるのです。

Proof of Workはとにかく演算を早く処理したものが勝ちなので、スーパーコンピューターをたくさん持っている事業者が圧倒的に有利です。多くの演算をこなすことで、力ずくでマイニングの報酬をつかみ取ることができます。

しかし、そうなると多くの仕事量を投入できる人が報酬を得て、さらにマイニング能力を高めてまたさらに報酬を得る、という構図が出来上がり、より強い資本を持ったマイナーだけが生き残ってしまいます。これでは結局中央集権的な構図が出来上がってしまい、分散型システムにはなり得ません。また、マイニングのための意味の無い計算に大量の電力を使用してしまっています。

一方、Proof of Stakeでは、仕事量で取引の正しさを承認するのではなく、コイン年数で正しさを証明するため、マイナーの寡占化は起きにくいと考えられています。さらに、Proof of WorkのマイニングのようにCPUをフル稼働させて演算処理をする必要もないので、電気代もそこまで必要としません。従ってProof of StakeはProof of Workにおける問題点を解消した承認アルゴリズムであると言えるでしょう。

 

3番目の特徴はイーサリアムの開発段階と今後のアップデートについてです。実はイーサリアムは開発途中の通貨であり、今後さらに進化していきます。段階的にアップデートを進めていく方式で、現在は4段階あるうちの3段階目です。各アップデートには下記の通り名称があります。

1.フロンティア:基本的な機能の導入及びバグの修正

2.ホームステッド:プラットフォームとしての機能を実装

3.メトロポリス:セキュリティ強化、スマートコントラクト簡易化、マイニング方法変更の準備

4.セレニティー:全アップデートの完了

2018年3月時点では3段階目の途中となっています。このアップデートが終わればスマートコントラクトはより使いやすくなり、さらに普及していくことでしょう。

 

3. イーサリアムの将来性

イーサリアムは非常に将来性のある仮想通貨であると考えられます。スマートコントラクトという革新的なシステムを使った難民への支援等も実際に行われています。既に多くのプロジェクトにイーサリアムのブロックチェーン技術が使われており、マイクロソフトやインテル、トヨタといった世界的な大企業もその技術に目を向けています。

かつ昨今の時代の流れを考えると、今後ますますあらゆる事柄に透明性を求める声が増えるてくることが想定されます。海外ではブロックチェーンやスマートコントラクト等のシステムを使うことで透明性を出そうという取り組みがいくつも行われています。

実社会でイーサリアムのプラットフォームが使われていくに従って、さらにイーサリアムの価格も高騰するでしょう。イーサリアムはまだまだ価格が上がるポテンシャルを秘めた通貨であり、2018年以降はさらに価格も上がっていくと考えています。

 

まとめ

・イーサリアムは時価総額2位のビットコインに次ぐ通貨である

・考案者は23歳のButerin(ブテリン)氏

・イーサリアムは分散型アプリケーション(DApps)やスマートコントラクトを構築するためのプラットフォームの名称

・イーサリアム最大の特徴は契約を自動で実行できるスマートコントラクト

・承認アルゴリズムはProof of Stake

・イーサリアムはまだ未完成であり、今後アップデート予定