Stellar(ステラー) 〜時価総額トップ10に入るRippleに似た注目の通貨〜

注目の通貨

Ripple(リップル)を元にして作られた仮想通貨であり、2018年3月現在で時価総額ランキング第8位の仮想通貨Stellar(ステラー)について解説したいと思います。

 

目次

1. Stellarとは

2. Stellarの特徴、Rippleとの違いについて

3. Stellarの将来性

 

1. Stellarとは

基本スペックは以下。

通貨単位 XLM(ルーメン)

発行枚数 未定

ローンチ 2014年7月

承認システム Stellar Consensus Protocol(SCP)

 

ステラは、かつて最大級の仮想通貨取引所であったマウントゴックス社の創業者であるジェド・マケーレブ氏が中心となって、Rippleを元にして開発された通貨です。2014年7月にリリースされました。

ステラは人と銀行、決済システムの間の架け橋となるプラットフォームであり、迅速かつ信頼性の高い方法でほぼコストをかけずに国際送金・決済をすることができます。ネットワーク上で管理されているステラは、用途に応じてドルやユーロといった法定通貨、もしくはビットコインやリップルのような仮想通貨に換金することができます。

ステラの掲げている目標に「貧困と戦う」というのがあります。

海外では自国が発行する現実の通貨に対しての信頼が低く、価格が安定していません。そのため国の信用の低下に伴って、通貨の価値が暴落することが起こり得るのです。

ステラはそういった地域における基軸通貨となることを目標として、現在も開発が続けられているのです。

ステラはリップル同様、送金や決済を便利に素早く行うシステムとなっています。そのため一見リップルと同じようなブリッジ通貨に感じるかもしれませんが、ステラとリップルの違いについては次項で述べたいと思います。

 

2. Stellarの特徴、Rippleとの違いについて

・個人向けの換金・送金システム

・独自のプロトコル

・発行上限

 

先ほども触れました通り、リップルを元に作られたステラの基本的な特徴はほとんどリップルと一緒となっています。リップルとの異なる点は主に3つで、決済システム・承認プロトコル・発行上限です。

まず決済システムに関してです。

リップル:世界の大手金融機関等の法人利用を目的としたシステム

リップルのネットワークは提携している各国銀行のネットワークとシステム接続し、送金を早く簡単にすることを可能にしています。

ステラ:個人をターゲットとした個人向けの決済・送金システム

ステラは個人が扱うような小さい額での決済・送金に特化しており、ブロック承認スピードはリップルよりも早いです。海外オンラインストアで買い物する時や、海外の友人への送金等を低コストで瞬時に行うことが可能になっています。

 

次にコンセンサスアルゴリズムに関してです。

リップルのプロトコル

リップルはXRP Ledgerというコンセンサスアルゴリズムを採用しています。このXRP Ledger consensusというのはブロックの承認者を限定し、その特定の承認者たちによってブロックを管理・記録する仕組みです。

このブロック承認者のことをユニークノードリスト(UNL)といい、全UNLの80%以上の合意によってブロックが承認される仕組みになっています。そして世界中の大手金融機関がこの承認者となっています。しかしこのコンセンサスアルゴリズムには、80%の合意がなければチェーンが分岐するという致命的なリスクが存在するのです。

ステラのプロトコル

ステラには独自のプロトコルSCP(Stellar Consensus Protocol)が採用されています。

SCPは言うなればXRP Ledgerの改良版であり、80%以上の合意が得られなくても、承認されるような仕組みとなっています。ブロックチェーンの分岐発生リスクを抑えながら安全に合意に到達するためのプロトコルになります。

 

最後は発行上限についてです。

リップルの発行上限

リップルは発行上限が1,000億XRPと最初から上限が決まっています。その内リップル開発会社が全体の25%を保有しています。

ステラの発行上限

ステラの発行枚数は一応1兆枚となっていますが、最初に1,000億枚発行された後、1年ごとに1%ずつ総量が増えてくる仕組みになっています。さらに非営利団体のステラ開発会社は全体の5%ほどしか保有していないため、ほとんど市場に出回っているということになりますね。

ちなみにステラは意図的に市場に流通させており、様々な通貨に換金しやすいように価格変動率を抑えているのです。

 

3. Stellarの将来性

送金手数料の高い地域、またはATMが無いやコンビニがなく、現金を取り出しにくい地域に広まれば、爆発的に需要が高まることと思われます。

またステラは既に多くの企業や国と提携しています。

IBMはステラとKlickExと提携し、国境を超えた迅速かつボーダーレスな支払いのプロセスに取り組む新たなブロックチェーン・バンキング・ソリューションを発表しました。このソリューションは、金融機関や消費者が、高い手数料、処理の遅れ、取引のエラーなど現在の国際間の決済システムにおける非効率性や不満を解消することを目的としています。ステラの技術は、この決済ソリューションの中核となる役割を果たしています。 

フランスに本社を置く送金業社のTEMPOも、ステラのプラットフォームを採用しました。これによりヨーロッパから世界へ、高い透明性かつ低い手数量での送金を可能にしました。ステラを採用したTEMPOのサービスを使うことにより、顧客は公共料金、保険金などのサービスに対して、国境を越えた支払いが可能となります。

人口の半分以上が口座を持っていないとされるフィリピンでは、ステラが金融機関と提携を結び、個人間での送金を可能にするため準備が進められています。

このようにステラは実用面での将来性が非常に高い通貨と言え、今後もますます需要が高まっていくことが予想されます。

 

まとめ

・基本的にはリップルに似ている  

・ステラは個人間送金に特化

・独自のプロトコルで優れたセキュリティと迅速な送金を実現

・発行者が全体の5%しか所持していないため集中管理される心配がない

・毎年1%ずつステラを発行することで、多くの人に安定した価格の供給を目指している

・多くの企業や国と提携しており、実用面での将来性が非常に高い