【特集】アジア太平洋ブロックチェーンフォーラム(その3)

時事できごと

ブロックチェーン技術の国際フォーラム
(最終回)

 

前回に続き、「2018年アジア太平洋ブロックチェーンフォーラム」についてお伝えします。
このフォーラムは2日間にわたり、都内に政治・経済の著名人達が集まり、ブロックチェーン技術と仮想通貨の展望について、議論を行いました。今回は最終回として、フォーラム内でに行われたパネルディスカッションについてお伝えします。


世界中から来日したゲストが東京でディスカッション

「2018年アジア太平洋ブロックチェーンフォーラム」では、一風変わった円卓会議が2回開催されました。
ゲストメンバーたちは、技術者だけでなく、企業経営者や学者など様々な分野の専門家で構成され、それぞれの見地から、グローバルマーケットでブロックチェーンプロジェクトを成功させる方法や、日中両国のデジタル通貨の管理及びブロックチェーン産業の発展について討論を行いました。
ゲストたちは、ブロックチェーン技術の革新が加速する中で、その将来性と各産業との融合などについて話し合いました。 また、各国政府も管理と規制を強化し、投資者の投資利益を重視していること、安全で安定的なデジタル資産の投資環境を構築するために協力し合っていることなども発表されました。

ディスカッションでは、ブエノスアイレスで開催されたばかりのG20サミットにも触れ、G20の財務大臣と中央銀行総裁会議がブロックチェーンについて話し合った内容について検証がされました。
各国のブロックチェーンと仮想通貨に関する政策が相ついて発表され、世界のブロックチェーン分野では「イノベーション」を促すポジティブなエネルギーが出現し、ブロックチェーン業界は明確な政策が打ち出される段階に入りつつある、というのが多くのパネリストたちの意見でした。

また、2018年は前年に比べ、ブロックチェーンに対する世界中の報道が盛んになり、市場はますます波乱万丈となり、変化に富むことになるだろうという予想も示されました。

ディスカッションに参加したパネリストの方々
左から、Joycoin CEO Patrick Liu 進行役、DFund創始者 趙東、LeBoxファンド創始者兼CEO Nick Yang Ning、FINTECH Global Consultants共同創始者兼CEO Kingsley Kobayashi、Verlocal創始者兼CEO Will Lee、アジア・太平洋と中東地域ブロックチェーン産業投資マネージャー Tony Evans、DACとVinci共同創始者David Zhu


まとめ

パネルディスカッションでは、技術やビジネスについてだけでなく、世界各国の規制問題や、国家間の連携問題など非常にグローバルかつバラエティー豊かなトピックで話し合われました。
ブロックチェーン技術はもはや単なる暗号通信技術ではないこと、そして現在まさに世界のあらゆる産業と社会システムがブロックチェーンにより変化させられていることを実感しました。
ブロックチェーンの進歩があまりに速いために、政治や社会が追いついていないこと、政治家だけでなく、多くの人々がまだその可能性を正しく認識できていないことも、講演者やパネリストたちの発表を聞いて理解しました。

このブログでは、2日間行われたフォーラムのごく一部しかお伝えすることはできませんが、今ブロックチェーンと仮想通貨にかかわっておられる皆さんは、世界の変革を体験しているということを是非知っていただきたいです。そして、数年以内におきる社会の大変革を希望とともに迎えましょう。