BTC続落 OKEx での異常取引が遠因か

時事できごと

OKExが異常取引でロールバックを発表

ライターの結城です。
大手海外取引所のOKEx が、価格捜査疑惑があるとして取引を一時停止しました。
OKExは、当該取引履歴を消去してデータを書き換えるロールバックを行うと発表しました。
(追記:一時停止措置は解除され、現在は正常に取引が行われています)


異常注文が発生、一時取引停止

OKExが発表したところによりますと、3月30日の午前5時00分から6時30分(香港時間)にかけて、一部の顧客がビットコイン(BTC)の四半期期限取引価格を操作するために、異常な安値で売り注文を出し、この影響を受けてBTC価格が暴落した、とのことです。

この少数の顧客は、損失を考慮せずに(安値で)大量の売り注文を出し、これにより通常あり得ない低価格までBTCが急落しました。全ての顧客を保護するために、OKExはこの異常取引を消去し、30日の午前5時00分まで取引履歴を巻き戻す「ロールバック」を行うことも併せて発表しました。

“At 5:00-6:30 on Mar 30, 2018 (Hong Kong Time), a number of users performed unusual transactions to manipulate the price of BTC quarterly futures contract, making it deviate greatly from the BTC index.”
” the user closed a huge amount of positions at market price without considering the cost, causing it to drop to an unusually low level. We will disclose the transactions details in further notice.”

“ To protect the interests of all OKEx users, We have decided to rollback all the futures transactions (weekly, bi-weekly & quarterly) to 5:00 Mar 30, 2018 (Hong Kong Time).”


先物取引の価格操作が狙いか?

この異常取引は、先物取引の価格操作の疑惑があります。3月30日(金曜)は、週末であり、月末であり、また四半期末でもあります。
一部の先物取引は、週末、月末、四半期末の価格を参考に行われるため、3月30日のBTC価格を操作することができると、特定のポジションを取っていた人物は、意図的に利益を出すことができます。今回のOKExの異常な売買はこれを狙ったものと考えられます。

実際に、このOKExでのBTC価格急落により、他の取引所でもBTC価格が下落し、その後のOKExによる取引一時停止及びロールバックの発表後に相場は多少反発しました。

OKExは、ロールバック作業は正常に完了し、取引も正常に再開されたと発表しています。

“All the rollbacks have been completed. ” “Futures Trading is now resumed. (01:12 Mar 31, 2018, Hong Kong Time).”


相場は依然として低水準

発表の通りOKExのシステムは正常に稼働していますが、現時点ではBTC価格は75万円前後と低水準にとどまっています。
Twitterが広告禁止方針を発表して以降、BTCに限らず仮想通貨は全般的に軟調です。これは、今後は新規ICOが難しくなることや、投資家への広告宣伝が難しくなるため、上場済みコイン及び新規上場コインの購入が低調になることを予想しての値動きだと考えられます。
また先のG20において、加盟国が仮想通貨の規制について共通方針を発表できなかったことにより、各国での規制方針が予想できなくなったことも影響していると思われます。
好材料がでない限り、私情はしばらく低調に推移する可能性が高いでしょう。