Beyond Block 東京 2018【特別レポート その1】

時事できごと

仮想通貨ビジネスに積極的な投資家のための祭典

 

ブロックチェーン・カンファレンス「Beyond Blocks 東京サミット 2018」が4月4日、5日の両日、渋谷区で開催されました。
その様子を取材してきましたので、レポートします。


Beyond Blocks の概要

東京では、ブロックチェーンや仮想通貨に関連した、世界規模のイベントが相次いで開催されています。過去3週間でも「Satoshi’s Vision Conference」「アジア太平洋ブロックチェーンフォーラム」「Slush Tokyo 2018」など、どれも世界中から技術者や投資家が集まる大規模なイベントです。
そして今日まで渋谷で開催されていたイベントが、シンガポールを拠点とするBeyond Blocks社 が主催する、ブロックチェーン・カンファレンス「Beyond Blocks 東京サミット 2018」です。

このイベントは、ブロックチェーンに関連する人や、暗号通貨ビジネスに投資する人々向けのイベントで、著名人によるキーノートセッション、参加者との双方向パネルディスカッション、ソリューション型ケーススタディなどなど、ブロックチェーンの最新知識を学び、また世界中の技術者や投資家と意見交換できるイベントです。
今回の会場は、恵比寿ガーデンプレイスのウェスティン東京ホテルでした。


イベントの内容

2日間にわたって行われたセッションでは、次のようなトピックで講演やパネルディスカッションが行われました。

・ICOの進化について
・日本とアジアにおけるブロックチェーンの現状
・ブロックチェーンと現実世界の融合
・ブロックチェーンの匿名性について
・ベンチャーキャピタル投資 対 ICO投資

また、協賛企業の展示やワークショップなど様々な催し物もありました。


日本開催の理由

前回のBeyond Blocks は昨年12月にタイ王国のバンコクで開催されました。そして今回は、東京がその開催地として選ばれました。とても名誉なことですが、主催者が東京を選んだ理由は、日本政府や企業のブロックチェーンに対する先進的な取り組みが評価されたからだそうです。

主催者のオフィシャルリリースによりますと、

『2017年は暗号通貨とフィンテック業界が急成長した一年でした。世界中がやっとブロックチェーンの真価に気づき始め、暗号通貨の一般利用が急速に進んでいます。各国政府や取締機関も業界への関与を始め、「無秩序」な機能性を懸念し暗号通貨に関連する活動や取引への規制を本格的に開始しました。
このように多くの国が規制に乗り出す中で、日本は全く異なる取り組みを進めています。
近隣諸国とは対照的に、日本はブロックチェーン関連の活動を承認しているため、イノベーションの波が繰り返し起こっているのです。その結果、金融取引やICO、ブロックチェーンのスタートアップといった数多くのビジネスチャンスを創出し、日本はフィンテック界のグローバルリーダーとなりました。
日本は今、ビットコインとブロックチェーンの「新しい中心地」として、世界中から認められ、注目を集めています。だからこそ、ブロックチェーンの全てを語り共有する場として日本が選ばれたのです。』

このように、日本のブロックチェーンに対する取り組みが評価されたために、今回の開催地として東京が選ばれた、とプレスリリースには記されています。

一方で、Beyond Blocks社の COOである ガブリエル・ヤング氏は、次のようにコメントしています。

『日本ではブロックチェーンに関する高度な知識が十分共有されていない。日本におけるほとんどのイベントが暗号通貨取引など限定的な話題を扱うのみで、ブロックチェーンそのもの、つまりビジネスチャンスやその本質に焦点を当てていない。』

なるほど。日本政府や大手金融機関などは、他国に比べて先進的な取り組みを行っていますが、日本の大手IT企業の取り組みは、米中などに比べて遅れているのが現状です。なかなか鋭い観察ですね。


会場の様子

今回も盛況です。毎週のように国際会議が開かれているのにも関わらず、来訪者は絶えません。会場はほぼ満席です。

 エントランスの様子

 

今回の特徴は、日本人が多いことでしょうか?

Satoshi’s Vision Conferenceなどは、日本人をほとんど見かけませんでしたが、今回は会場で日本語を話してる人が1割程度居たことが印象的です。同時通訳サービスがあったことが原因の一つかもしれませんね。Satosi’s Conferenceで見かけた日本人はスタッフを除けばほんの数人でした。

パネルディスカッションの様子

 

次回は、実際の会議の様子をお届けします。