アービトラージ/裁定取引(さいていとりひき)とは?

用語集

今日の仮想通貨用語:「アービトラージ/裁定取引(さいていとりひき)」とは?

 

〔名〕アービトラージ(英Arbitrage)/ 裁定取引(さいていとりひき)とは、同一の商品を扱う複数の販売所や取引所間で、価格差が生じる場合に、割安な方で買い、割高な方で売ることで利益を得る取引のこと。利鞘取引(りざやとりひき)ともいう。

金融商品に限らず現物の製品でも行うことが出来るが、一般的には金融商品、特に為替や仮想通貨等で行われる。

各取引所の値決めは、その取引所のルールと、利用者の付ける値で決定されるため、取引所が異なれば売買される価格も異なる。この格差が取引手数料を上回る場合は、割安な方で買い、割高な方で売ることで理論上は利益が得られる。

例えば、とあるコインが、取引所Aと取引所Bに上場していると仮定する。取引所Aの現在の売値が99円で、取引所Bの買値が101円であり、両取引所の売買手数料が0.1円であった場合、取引所Aで買い、取引所Bで売ると、
取得価格 = 99円 + 0.1 = 99.1円
売却価格 = 101円 - 0.1円 = 100.9円
差額 = 100.9円 - 99.1円 = 1.08円
となり、1.08円の利益となる。

また、同一取引所内でも、現物とFXや先物で価格差が存在するので、同一取引所内でもアービトラージは成立する。
しかし実際は、買い注文を入れてから約定するまでの時間、そして売り注文を出してから約定するまでの時間差が存在し、その間にも価格は動くため、必ずしも利鞘を取れるとは限らない。加えて、取引所が異なる場合は送金時間が加わるため、さらにリスクが高まる。

仮想通貨はボラティリティーが大きく、また取引量が少なく少額の売買で価格が変動しやすいコインも多いため、価格差が出やすい商品である。そのためアービトラージが積極的に行われているる。なお、通常はプログラムを用いて自動で行う。

「アビトラ」と略されることもある。