MOLD - ゲームの新しいプラットフォーム -

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ゲームのアイテムをトークン化


取材に訪れた「Beyond Blocks 東京サミット 2018」のエントランスで、ひときわ目立つブースがありました。
MOLDと書かれた看板と、かわいい女の子の萌え絵。さらには、ホットパンツで受付をしている綺麗なお姉さんたち。

とても気になったので、取材を試みました。


MOLDってなんだろう?

恵比寿のウェスティンホテルで開催されていた、ブロックチェーン・カンファレンスBeyond Blocks 東京サミット 2018」では、様々な企業がブースを出していました。


イベント受付周辺の企業ブースの様子

各企業とも、自社の技術やビジネスのコンセプトをアピールしていて、講演の合間の休憩時間にはどのブースも参加者たちが熱心に説明を聞いていました。
そんな企業ブースの中で、異彩を放っていたのがこちら。

アニメの宣伝のようなブースが、ブロックチェーン・カンファレンスに

 

秋葉原なら違和感が無いのでしょうが、ブロックチェーンのイベントではあまり見かけない所謂「萌え絵」。しかも受付をしているのは、セクシーな服を着た綺麗な女性ばかり。

気になってブースを覗いてみると、受付の女性がパンフレットをくれました。

MOLDのパンフレット?

手渡されたパンフレットをパラパラとめくると「概要」のページがあります。
『MOLDは、様々なゲームで使える分散型ゲームプラットフォームです。MOLDを用いることで、ゲーム内で即時クロス・マーチャンダイジングが可能となります。』

うん、さっぱりわかりません。こういう時は素直に聞きましょう。
パンフレットを手渡してくれた女性に「MOLDってなんですか?」と質問すると、
「ちょうどいま開発者がおりますから、話を聞いてみますか?」と意外な返事。
これはラッキーです。というわけで、商談スペースへ案内してもらいました。


分散型ゲームプラットフォーム

対応してくださったのは、MOLDの開発チームでマーケティングを担当されている江口さん。
利発そうな好青年で、要点を解りやすく説明してくださいました。
さすがマーケティング担当者です。

「MOLDとは、ブロックチェーン技術をベースにした、ゲーム用のプラットフォームであり、その特徴は大きく2つにわかれます。
1つは、ゲーム内のアイテムをトークン化して送信・共有したり、あるいは売買したりできること。
もう1つが、
ゲーム開発者がMOLD Coinを用いて資金調達を行えること。」

江口さんはそう説明してくれました。


ゲームアイテムのトークン化

 ブロックチェーンは、通貨の運用以外にも使い道があることは多くの人がご存知でしょう。ブロックチェーンは改竄できない情報を送信・保管できるので、通貨以外にも、本人確認(ID)や契約などにも利用できます。

この性質を利用して、ゲーム内のアイテムを持ち出したり、売買したりできるようするのがMOLDプラットフォームの重要な機能の一つです。

例えば、プレーヤーがとあるオンラインRPGでレアなアイテム(例えば剣)を手に入れたとします。
プレーヤーは、この剣をトークン化することができ、それをブロックチェーンを用いて送信・共有して、異なるゲームで使うことができます。(この場合は、その「異なるゲーム」が、MOLDプラットフォームと、アイテムの互換に対応していなければなりません)

また、プレーヤーは、トークン化した剣を、他のプレーヤーに売却することが出来ます。売買には、MOLD Coinなどの仮想通貨を用いますので、スマートコントラクトの信頼性と、仮想通貨の即時性の恩恵が得られます。つまり、安心・安全そして素早い売買が可能となるのです。


資金調達

 現在のゲーム開発は、莫大な資本(お金)が必要です。つまり、ゲーム開発では、資本を持っている大企業ほど有利になるということです。
一方で、優れたアイデアや技術を持っている小さなゲーム会社も世界にはたくさんあります。
このような中小ゲーム会社は、大企業の下請けとしてゲーム制作に関わっていることが多いのが現状です。
制作にあたっては、大企業の指示を受けているので自由なゲーム作りは出来ませんし、またゲームがもたらす利益もそのほとんどが大企業のものとなります。

MOLDプラットフォームは、このような優れた技術を持っていながら資本がない中小企業に対して、MOLD Coinを用いた資金調達を可能にする、一種のクラウドファンディングの機能を提供します。


日本のゲーム業界を活性化させる救世主になれるか?

アニメ、コミック、ゲーム(A.C.G.)は日本の重要なソフトパワーですが、近年はその勢いを失いつつあります。しかし、優れた技術を持った企業やクリエイターはたくさんいます。
MOLDプラットフォームは、そういった中小企業や中堅クリエイターに、活躍のチャンスを与えることが出来るのかもしれません。

今回は短時間の取材でしたので詳しいお話は聞けませんでしたが、いずれまた取材を試みてみたいと思います。
お忙しい中をご対応いただいた江口さんとMOLDのスタッフの皆さんに感謝します。

参考リンク:MOLDプロジェクトのWebサイト (https://moldproject.org/