GWには仮想通貨のアービトラージを

連載解説

仮想通貨とアービトラージ

 

仮想通貨取引では、アービトラージが活発です。
ゴールデンウィークにはアービトラージで小遣い稼ぎを試してみてはいかがでしょう?


アービトラージ

アービトラージ(英語:arbitrage/裁定取引)という言葉を聞いたことがありますか?
(参考記事:アービトラージとは?
仮想通貨はボラティリティが高いので、同一コインであっても、取引所が異なれば価格が数%異なることも珍しくありません。

極端な例を挙げれば、2月22日のZaif事件もその事例の一つです。
当時1ビットコインあたり100万円前後が相場でしたが、2月22日の22時ころ、Zaifだけビットコイン価格が60万円台まで下落しました。
もし、このときZaifでビットコインを買い、出金して他の取引所で売ったならば、理論上は莫大な利益が出たことになります。もちろん、実際には買い注文が通らない状態でしたので、このような取引は不可能でしたが。

このZaifのような極端な例ではなくとも、草コインには出来高が少ないコインが多いので、取引所ごとに大きな価格差ができる事は珍しくありません。また、同一取引所内でも、現物とFXで大きな価格差が生じることは日常的です。その証拠に、多くの取引所では価格差を縮小するための仕組みを導入しています。

例えば、bitFlyerのSFDなどが有名です。
SFDを簡単に説明すると、価格差が縮小する方向に売買を行った人に対して、逆の売買をした人から売買額の一部が与えられる制度です。難しい説明は省きますが、取引所がこのような制度を導入せざるを得ないほど、仮想通貨では同一コインに大きな価格差が生じ、それを利用して利ザヤを稼ぐ取引が頻繁に行われているのです。

つまり、同一コインの価格差が手数料を上回っている状態の取引所を見つければ、理論上は簡単に少額の利益を出すことが出来るのです。

これがアービトラージです。


夜間や連休がねらい目

現在、世界では1,000以上の取引所に、1,000以上のコインが上場されています。そしてコインの価格は毎秒ごとに変化し続けています。この中からアービトラージできるコインを見つけ出すことは、人間には難しいので(できないわけではない)、一般的には高性能なコンピューターと専用のソフトウェアを用いて行われています。
しかし、数万円程度の利益を狙うならば、プログラム取引を用いずとも、個人が手動でアービトラージを行うことができます。

もしあなたが、取引所に口座を持っていて、その取引所が現物取引とFXや先物取引などの複数の取引方法を提供しているならば、同一コイン(例えばビットコイン)の価格を比べてみてください。
また、別の取引所の価格とも比較してみましょう。時には数%以上の価格差が見られることも珍しくありません。

そして、この同一コインの価格差は、夜中や週末などに大きくなる傾向があります。

つまり、売買している人(プレーヤー)が少な時時間帯ほど、取引量が少なくなり、取引量が少ないと注文(板)にばらつきが出るため、価格差が生じやすくなるのです。これが、週末や大型連休、年末年始や夏休みなどがアービトラージに最適な理由です。
なお、ここでいう夜間や休日とはその取引所のプレーヤーにとっての夜間や休日の事です。日本の取引所なら利用者のほとんどが日本在住の日本人なので、日本時間のことですが、海外取引所ならばその取引所を利用してるプレーヤーの時間や祝祭日を考慮しましょう。

日本の仮想通貨取引所では、ゴールデンウィークも売買が希薄になる可能性が高いです。アービトラージに興味があれば、次のGWに挑戦してみてはいかがでしょう。