ジョージ ソロス氏 仮想通貨投資を開始

時事できごと

2兆円の資産を持つソロス氏 仮想通貨へ投資

 

世界第二位資産を保有する投資家であるり、伝説の投資家と呼ばれるジョージ ソロス氏のファンド「ソロス ファンド マネジメント」が仮想通貨への投資を始めるようです。



ウォーレン バフェット氏に次ぎ、約260億米ドル(約2.7兆円)の資産を保有するアメリカの投資家ジョージ ソロス氏は、今年の1月に「通貨はバブルの様相を呈している」と発言しました。しかし最近、彼のファンドは仮想通貨への投資準備を始めたようです。 ブルームバーグが報じました

 ソロス氏のファンドである「ソロス ファンド マネジメント」のマネージャーであるアダム フィッシャー氏は、仮想通貨への投資に対する承認をようやく得たようである、と関係者は述べました。
ソロス氏は、1月にスイスのダヴォスで開催されたワールド エコノミック フォーラムにおいて、「仮想通貨はそのボラティリティーを理由に実際の通貨としては機能しない」と発言していました。また同氏は「一般的に、価格が放物線状に急上昇するときは、最終的には急落する。しかし、ビットコインのケースにおいては、独裁国家が増続ける限り異なる結末を迎えるだろう。独裁者は海外で資産を蓄えるためにビットコインを購入するからだ」と、同フォーラムの後に暴落するビットコインの相場に対して予想して、そしてその予想は外れました。 実際には、ソロス氏のこの発言の後、ビットコインは40%下落たからです。

 この乱高下する相場のために、多くの投資家は仮想通貨への投資に対して懐疑的になっています。 ヘッジファンド運用会社 フォート・レスインベスト・メントグループでかつてマネージャーを務めていたMike Novogrants氏は昨年12月に仮想通貨へのファンドを立ち上げることを延期し、技術に立脚したベンチャー企業や仮想通貨への投資へと戦略を変更させました。 一方、投資家のAlan Howard氏は、昨年仮想通貨で莫大な資産を形成しました。そして現在、更に彼自身の資産(彼のファンドの資産とは別に)を仮想通貨とブロックチェーン技術に投資する計画です。

 ところで、ソロス氏は仮想通貨に仮想通貨へ投資していると言えます。ソロス氏のファンドは、Overstoc.com へ昨年投資を行ったからです。Overstock.com社は格安E-Commersサイトを運営する米国の企業で、2014年にビットコインで商品が購入できるサービスを開始しました。そして現在は、仮想通貨の取引所業務を開始することを計画しICOを発表していました。ソロス氏はこの会社の第三位の株主となっています。しかし、同社は先月、同社のICOに対してSEC(Securities and Exchange Commission)が調査を開始したとアナウンスし、同社の株式は40%の下落に見舞われるました。つまり、ソロス氏は間接的に仮想通貨投資で大きな損失を出した事になります。
このような状況にあって、ソロス氏のファンドが、仮想通貨への投資を開始する可能性を発表したことは、様々な憶測を呼んでいます。

 仮想通貨に懐疑的な人物が、なぜ仮想通貨への投資を検討するのか。伝説の投資家が、仮想通貨の未来にどのような予想をしているのか、市場は注目しています。

関連リンク
ロックフェラー財団も仮想通貨ファンドへ投資