ロックフェラー財団も仮想通貨ファンドへ投資

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Venrock がCoinfundとの提携を発表


ジョージ ソロス氏のファンドであるソロスファンドマネジメントが、仮想通貨への投資を開始すると報じられたばかりですが、今度はロックフェラー財団のベンチャーキャピタルであるVenrockが仮想通貨への投資を開始すると公表しました。


VenrockはVentureとRockefellerを組み合わせた造語であることからわかるように、ロックフェラー財団を母体とするベンチャーキャピタル(VC)です。30億USドルの資金を持つこのVCが、仮想通貨事業へ投資することを4月6日に公表しました。このVCは、世界中のほとんどの大企業へ出資をしていますが、その出資リストにようやく仮想通貨が加わろうとしています。

Venrockが発表した投資先は、仮想通貨とブロックチェーン技術をサポートしているCoinfund社です。
Coinfund社は、仮想通貨とブロックチェーン技術に関連する様々な事業を営んでいます。例えば、起業家支援のウェブサイト AngelListや、メッセンジャーアプリのKikなどです。Kikは、昨年秋に仮想通貨「Kin」を発行し、ICOで1億USドルを調達したことでも話題になりました。 そしてCoinfoundは最近トークンベースの金融サービスプラットフォームであるCoinlistを開始しました。これは、AngelListからスピンオフしたサービスです。


ビットコイン (BTC)が70万円代まで急落しているこの市況で、仮想通貨への投資を新規に開始することについて、疑問の声も上がります。しかし、VenrockのパートナーであるDavid Pakman氏はその疑問を否定しました。「1つのコインの、翌日、翌週、翌月、翌年の価格は、我々にとって仮想通貨関連の提携企業を選定する基準として意味を持たない。」「我々は、我慢強い長期投資家であり、次の5年で何が起こるか、を考えている」

“a single currency over the next day, week, month, year” is not what they thought about when deciding to partner with a crypto investment group:“We’re really patient long term investors […] we’re wondering what happens over the next five to ten years.”

また、Pakman氏は6日にブログへ自ら記事を投稿し「仮想通貨とブロックチェーンの最も重要なイノベーションは、それらが創り出す『非中央集権型コンピューティング、サービス、そしてアプリケーションを提供する可能性』である」と述べています。

According to an April 6 blog post by Pakman, cryptocurrency and Blockchain’s most important innovation is their creation of “the possibility of building sustainable decentralized computing platforms, services and apps”, writing:


ソロス氏に次いで、ロックフェラー財団までも仮想通貨関連事業への投資を開始しました。ソロス氏は、仮想通貨はバブルであると、否定的な見解を1月に示したばかりであるにも関わらず、自ら仮想通貨関連ファンドへの投資を開始します。世界を代表する投資ファンド達(その総資産は数十兆円を超える)が、次々に仮想通貨とブロックチェーン技術への投資を始めました。

このことは、パラダイムシフトが短期間で起こる可能性を示唆しています。

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