ビットコイン(Bitcoin) ~原点で頂点の仮想通貨ビットコイン特集1~

注目の通貨

世界で最初に誕生し、現在も時価総額トップである仮想通貨、ビットコインの特集を載せていきたいと思います。

目次

1. ビットコインの概要

2. ビットコインの歴史

3. サトシ・ナカモトとは

 

1. ビットコインの概要

基本スペックは以下。

通貨単位 BTC

発行枚数 2100万枚

ローンチ 2009年1月

承認システム Proof of Work(PoW)

ブロック承認時間 約10分

 

ビットコインはインターネット上で使える仮想通貨の1つであり、最初に誕生した仮想通貨です。1,000種類以上が存在するといわれる仮想通貨の中でも、取引量・時価総額が最も多く、最もポピュラーなコインがビットコインなのです。

ビットコインを誰がいくら持っているかといった情報は、暗号化された電子データとしてビットコインのブロックチェーン上に記録されていきます。ブロックチェーンというのは、ビットコインの根幹技術であり、改ざんできないネットワーク共有型のデータベースのことを表しています。主にこのブロックチェーンと Proof of Work(PoW)の技術により、ビットコインは中央機関を介さずに回る仕組みを実現させているのです。

 

2. ビットコインの歴史

仮想通貨の歴史については下記リンク先の記事をご参照下さい。

https://www.smcoin.jp/2018/02/12/post-178/

全ての始まりは2008年11月1日にSatoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト/中本哲史)と名乗る人物が投稿した1本の論文です。論文のタイトルは『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System』で、その内容はブロックチェーンと Proof of Work(PoW)と呼ばれるアルゴリズムによって支払いシステムを実現するといったものでした。

それから3ヶ月後の2009年1月、ビットコインの最初の実装がリリースされました。

翌年の2010年中頃には、サトシ・ナカモトがギャビン・アンドレセンにプロジェクトを譲渡しました。

また、初めてのビットコイン取引が行われたのも2010年のことです。2010年5月22日にフロリダのプログラマーとピザ屋の間で、「ピザ1枚=1万BTC」の取引が成立しました。 この日まではただのデータであったビットコインが、初めて実経済の中で「モノ」と交換でき、価値を持った瞬間となりました。 現在5月22日は関係者の間では「ビットコイン・ピザ・デイ」と呼ばれています。

2013年には、ビットコインが金融危機回避に利用され始めました。ビットコインの価格は2013年初頭までは1BTC=約1,000円程度でキープしていましたが、2013年3月にキプロスの金融危機をきっかけに、ビットコイン価格が急騰しました。このキプロスの金融危機はビットコインの歴史を語るの中で外せない出来事の1つです。

キプロスは国家財政が破綻しそうになった際に、財政再計画の実行のため銀行の預金を封鎖し始め、さらに預金額が多い人には強制的に税金をかけることを発表しました。この発表を受けて、大金を預けている富裕層の人は、預金を封鎖・課税されないようにするためにビットコインに資金を移し始めます。当時のキプロスの人々は、資産の逃げ場としてドルでも金でもなくビットコインを選んだのです。ここから一気にビットコインを購入する人が大量発生し、ビットコインの価値は1BTC=5,000円以上に値上がりしました。

これまでは所謂ギークの間のみで主に流通し、マニアックな存在であったビットコインが、このあたりから仮想通貨を知らない投資家からも注目を集め始めました。続いて中国が相場を過熱させ、同年10月にネット検索大手のバイドゥが決済通貨として採用したことが(後に受け入れ停止)価格高騰に大きく影響しました。さらにこの同月にアメリカでビットコインを利用して違法薬物などを取引していた闇サイト「シルクロード」の運営者が逮捕されましたが、逆にこのニュースがビットコインに注目を集めたようで、ビットコイン価格はますます上昇し、一時1BTC=11万円まで上昇しました。

しかし、その後同年末に中国政府が金融機関によるビットコインの取り扱いを全面禁止することを発表しました。この影響で中国にある民間のビットコイン取引所が一時サービスを停止するなどし、ビットコイン価格は暴落していきました。

そして、2014年2月にあのマウントゴックス事件が起こりました。2014年2月24日に当時世界最大のビットコイン取引所であった「マウントゴックス」が、突然全取引を中止してサイトを消してしまったのです。この事件を受けてビットコイン価格は1BTC=1万8,000円台にまで暴落しました。ここからしばらくの間、ビットコイン価格は低迷してしまいます。

翌年2015年8月にはギャビン・アンドレセン氏とGoogle出身のコア開発者のマイク・ハーン氏が Bitcoin XT をリリースしました。ブロックサイズに起因したビットコインのスケーラビリティ問題を解決するためでした。しかし、ビットコインネットワークのハッシュパワーを独占する中国人マイナーがこれに賛同せず、この提案は採用されませんでした。

2016年は1BTC=数万円~10万円の間を推移しました。

2017年に入り、ビットコインは最高値を更新し続けるようになります。

同年7月にはビットコイン史上 2度目の半減期が訪れ、ビットコインのマイニング報酬がそれまでの 25 BTC から 12.5 BTC へと変更されました。この時期には各企業の ICO も活発になり、新しいコインが続々と出現しました。クラウドマイニングやレンディングといった新サービスも増え、中には詐欺情報も混じっていましたが、今までビットコインに懐疑的だった投資家も様々な案件に投資するようになりました。

2017年8月にはビットコインキャッシュが誕生しました。3月から夏にかけて、開発者とマイナーの間で SegWit やブロックサイズなどのスケーラビリティ問題で対立が激化していましたが、結果的にハードフォークをする形となりました。

同年9月には中国人民銀行がビットコインの需要増加に歯止めをかけるべく、取引所の売買、ICOの規制を強化しました。それにより一時ビットコインやアルトコインの価格が下落しましたが、その後すぐに値を戻しました。
2017年の12月にはビットコインの価格は最高値を更新し続けた結果、1BTC=200万円を超える値にまで上昇しました。

2018年1月中旬からそれまでバブル気味であった仮想通貨市場全体が落ち込み、さらに1月末に日本最大級の取引所であった「コインチェック」から500億相当のNEMというアルトコインが盗難される事件も影響し、ビットコインの価格も1BTC=100万円台を下回りました。
以降価格は下がっていき、一時1BTC=60万円台まで下回りましたが、2018年4月現在、じわじわとビットコイン価格は再び上がり続けており、1BTC=80万円台後半を推移しています。

今後の予定としては、2020年にビットコインは再度半減期を迎えます。このタイミングで爆上げするという専門家の意見も多い模様です。ちなみに2141年には2100万枚全てのビットコインが発行済となる予定です。

 

3. サトシ・ナカモトとは

※「サトシ・ナカモト 画像」と検索したら上記の人物の画像が大量に出てきました。

サトシ・ナカモト(中本哲史)はビットコインの創始者です。その名前はSatoshiというビットコインの最小単位にもなるほどビットコインに大きな影響を与えました。ちなみに1Satoshi=0.000000001BTCです。

さて、サトシ・ナカモトとは一体誰なのでしょうか。

実のところサトシ・ナカモトの正体に関して、その身元については様々な説が上がっているものの、現在でもはっきりした事実は判明していません。他の技術者とビットコインを共同で開発していた時も、サトシ・ナカモトは他の技術者と対面で会うことはなく、常に電子メールでやり取りをしていたため、誰も正体を知ることはありませんでした。

手掛かりとなるのはこれまでサトシ・ナカモトが行ってきたことですが、彼が行ったことは2008年11月に論文を発表し、ビットコイン・ソフトウェアの初版を2009年にクライアントへリリース。その後はメーリングリストを通じて、2010年末にかけて徐々に姿を消していく前まで、複数人と一緒にプロジェクトに参加しました。サトシ・ナカモトはチームとして他の人達と一緒に働きはするものの一切プライベートな内容は明かさず、姿を消す直前の2011年の春に最後に残した言葉は「別の事をやっているんだ」とのことです。

正体が分からないサトシ・ナカモトについて、その名前から日本人なのではとも言われています。哲史(サトシ)という漢字は、賢さ・聡明さを表し、中(ナカ)は中間・中立、本(モト)は起源・基礎を意味する漢字です。これらの文字は、まさにビットコインの思想そのものを表現しているように見えます。

従ってサトシ・ナカモトは偽名である可能性が高いと思われ、日本人である保証もありませんし、男性か女性かも分かりません。そもそも、サトシ・ナカモトは個人ではなく、複数人のチームである可能性も十分にありえます。中には彼の名前が、「中央情報局」を意味するという解釈も存在します。サトシ・ナカモトの正体については今でも様々な憶測が飛び交っています。

サトシ・ナカモトについてただ1つ分かっていることがあるとすれば、ビットコイン開発の初期段階から関わってきた人たち曰く、彼はこのシステムについて徹底的に熟考していたという事実のみです。

またサトシ・ナカモトはビットコイン・ネットワークの初期ブロックを多く所有しており、約100万BTCの未使用のビットコインの財産がある可能性があるとのことです。もしこれが事実ならば、現在のレートで1兆円近くの財産になっていることでしょう。

サトシ・ナカモトの正体が明かされる時は果たしてこの先来るのでしょうか。

特集2に続く

 

まとめ

・ビットコインは時価総額1位の通貨であり、最初に誕生した仮想通貨。

・ビットコインは暴落と暴騰を繰り返し、現在の価格に至る。

・ビットコインの考案者はサトシ・ナカモトで、その正体は不明。