【深堀り】ETHがPoWからPoSに移行する件に関する個人的見解

深掘り解説

前々から言われていたことですが、とうとうETHのPoSへの移行が間近に迫って来ています。

しかし、最近よく言われているのが、ETHをPoSにしてしまったら、他のPoS通貨のように、通貨ではなくなってしまうのではないかという意見。

今回は、そこの辺について分かりやすく簡潔に説明していきたいと思います。

 

そもそも貨幣とは?

他の記事でも書きましたが、PoWは価値が外から来るイメージで、PoSは価値を薄めたイメージです。

Staking報酬にすることで電気代の問題は解決されますが、それ故に価値の保存手段としては適さないのではないか、と。

 

ではまずここで、経済学の観点から貨幣を定義してみると

  1. 価値の交換手段
  2. 価値の保存
  3. 価値の尺度

この3要素を満たすものが、貨幣として扱われて来ました。

「価値の交換手段」は、皆さん買い物でお金と何か(食料、服、サービス等)を交換しているから分かりやすいでしょう。

「価値の保存」も、現金をたくさん持っている人を想像していただければ容易なはず。

「価値の尺度」に関しては、言葉だと分かりにくいのですが、要はそのモノがどれくらいの価値なのかを表す数値みたいな感じです。

このお菓子は10円で、この飲み物は150円みたいな。

そのモノやサービスが、どの程度の価値の尺度で表せれるかを数値化した指標として機能しています。

 

PoSの問題点とは?

では、これを踏まえてPoSに移行することへの問題提起について考えてみたいと思います。

twitter等でもよく目にする問題提起として、PoSに移行したら先ほど2で書いた「価値の保存」が昨日しなくなるのではないか?ということ。

確かに、現状のPoSでも価値の保存としてはステーキング報酬やマイニングの簡便さが議論されていますが、個人的には問題ないと思っています。

 

元々、ETHはイーサリアムの機能や仕組みを使うための課金料としての位置付けの面があったので、このタイミングでPoSへ言おうする話題になるのは、個人的には非常に合理的だと思っていますし当然かなと。

(その点で、PoS通貨は貨幣ではないという議論もあるのですが、今回はそこに関してはノータッチで行きます。)

イーサリアムの開発した便利な機能やサービスを使うためのトークンであるならば、そこに価値の保存機能は重視されないと考えています。

イーサリアムの開発するサービスや機能は本当に凄くて、それはヴィタリックのスター性を見ても評価されていることが分かるでしょう。

それを利用するための通貨だと考えると、価値の保存として機能する必要性はあまり感じられませんよね。

当然ですが、皆が価値があると思うからETHを使ってサービスや機能を対価として利用できるわけなので、「価値があること」と「価値を保存できないこと」は、二律背反にはなり得ないと思っています。

 

まとめ

少し難しくなってるかもしれないので簡単にまとめると、

  • ETHが最終段階でPoSに移行するのは当初から決まっていたこと
  • より多くの人に使ってもらう(ヴィタリックの思想)なら、マイニングコストが安いPoSが最適解
  • 価値の保存として機能しないかもしれないが、需要は高くなる

です。

PoSになったらETHは終わるとか、機能しなくなるとか、そんなことはないと個人的には考えています。

やはり、仮想通貨が現状たくさん存在しているように、使用する目的や手段によって意味合いが変わってくるので、仮想通貨を購入する際は、その辺の利便性や実需性も考えて検討してみてください。