ビットコイン(Bitcoin) ~原点で頂点の仮想通貨ビットコイン特集2~

注目の通貨

前回に引き続きビットコインの特集を載せていきたいと思います。

目次

1. ビットコインの現在

2. ビットコインの特徴

3. ビットコインの技術的問題点

 

1. ビットコインの現在

ビットコイン価格は2009年に開発され当時は価値から激しい変動を経て、昨年2017年には最高値約240万円を更新した後、現在は90万円弱で推移しています。

値上がりや規制等、色々なニュースで取り上げられたことにより、ビットコインの存在は今では世界中の多くの人が存在を知るものとなりました。

現在、どのくらいビットコインは普及しているのでしょうか。ビットコインのためのウォレットを開設しているアドレスの数は世界で2000万を超えています。1人が1個のウォレットまでしか開設できない訳では無いので、参考程度の数字となってしまいますが、ビットコインを保有している人は、少なくとも世界中で1000万人程度はいると思われます。

また取引所に仮想通貨を預け、ウォレットは持っていない方も多くいると考えられますので、実際にはもっと多くの方がビットコイン及び仮想通貨を所有していることと思われます。ビットコインが使用できるお店も少しずつですが、増えてきている感はあります。

しかし、ビットコインには現状、いくつかの課題も存在します。

それらの課題は、送金時の高い手数料、他の通貨と比較して送金に時間がかかる点、国によって規制があること、主にこの3点と考えられます。特に、規制に関する問題については、世界中で非常に注目されています。

そもそも規制が必要になる背景に関してですが、各国が考える仮想通貨のリスクは主に3つであると思われ、詐欺や違法売買といった犯罪等の違法行為の温床になるリスク、取引所のハッキング等で国民に危険が及ぶリスク、自国の通貨が他国へ流出し金融危機に陥るリスクです。日本にとってもどのリスクも例外ではなく、何らかの規制が必要になることは当然の流れとなりそうです。

その点、日本は世界でも仮想通貨の法整備に進んでいる国として認識されており、日本政府の取り組みは世界各国から注目されています。税金に関して言えば、2010年から2017年6月までは仮想通貨は物として扱われていたため、購入するには「消費税」が課税されていましたが、6月以降は通貨及び決済手段として認められるようになったため、仮想通貨は所得として扱われるようになり「雑所得」として課税されることになりました。 ICO等については、日本政府は資金決済法、金商法が適用されると「仮想通貨法」で発表しています。また取引所についても、誰でもできる訳ではなく、金融庁の許可が必要になりました。

このように、ビットコイン及び仮想通貨の普及に、法の整備が追いついていない状況ではあるものの、ビットコインは世界中の人々にとって身近な存在になりつつあります。価格の高騰も一段落したため、技術的なアップデートや法の整備が直近の課題であり、ビットコインが普及していくかの鍵となるでしょう。

 

2. ビットコインの特徴

・分散型であること

・改ざんができず、堅牢であること

・上限があること

 

最近、改めてビットコインはよくできたシステムだと改めて関心させられます。ビットコインは完全に分散されたシステムで作られています。このシステムは、P2Pネットワークで維持されています。つまり、ビットコインのプログラムをダウンロードしている全ての人々によって維持管理されています。

次に、ビットコインは非常に堅牢な仕組みでできています。ビットコインの承認システムであるProof of Work(PoW)は、ビットコインの取引データの検証・承認をするための重要な仕組みです。約10分間の計算作業を行うことで、ビットコインのセキュリティ面での信頼を保っており、改ざんできなくなっています。また、取引所のセキュリティが万全でないためにハッキング被害に遭い、ビットコインが盗まれるという事件が過去に何度か発生していますが、これは業者の落ち度であり、ビットコインそのものの堅牢さとは無関係のものです。

最後に、ビットコインの総枚数には上限が決められており、2100万枚となっています。そのため発行元が大量にコインを発行してインフレ通貨となってしまうリスクもありません。これ程美しく設計されており、特定の誰かに権力が集中することなく分散された通貨はビットコインより他に無いでしょう。

 

3. ビットコインの技術的問題点

ただし、ビットコインには技術的な問題点もあります。1つは「51%問題(攻撃)」と呼ばれるものです。これはマイニングに必要な計算処理速度を半数以上コントロールすることで、データの改ざんやあるトランザクション承認の妨害が可能となってしまう問題のことです。

ブロックチェーンのデータを改ざんするためには、新規生成されるブロックのスピードを上回るペースでブロックを生成し続けなければならないのですが、特定のマイナーが十分な計算処理能力を保持していると、それが可能となってしまいます。

もう1つの技術的問題点としては、ビットコインは送金速度が遅く、手数料が高いことが挙げられます。これはビットコインのスケーラビリティ問題によるもので、ビットコインのブロックサイズがボトルネックとなり、1ブロックに書き込めるトランザクションの数が限られてしまい、データ処理速度が遅くなるので、送金に時間がかかってしまうという問題です。

ビットコインの利用者は日々増加しており、それに比例して取引量も増加しています。しかし、取引量が増加してもブロックのサイズは1MBと一定のため、ブロックに取引が格納できないという事態が起きているのです。

それ以外の問題点では、ビットコインのProof of Work(PoW)が大量の電気を消費してしまうということも挙げられます。堅牢なシステムを維持するためには必要な仕組みなのですが、現状で小国一国分に相当する電力を使用しています。

51%問題や電力消費問題はPoSで、スケーラビリティ問題はSegwitで他の仮想通貨の様にそれぞれ対策することが考えられますが、当然メリット・デメリットの両方があるため、一概にはどの手法が良いとは言い切るはできません。

このように、ビットコインには利点もあれば問題点もあります。今後、ビットコインが世の中に普及していくためには、これらの技術的な課題が解決されることも必要となってくるでしょう。

特集3に続く

 

まとめ

・ビットコインは誕生から約10年で世界に拡大したが、現在は各国の規制が厳しい。

・ビットコインは仮想通貨の中で最も堅牢で、分散された通貨と言える。

・一般普及に伴いまだまだ技術的な課題があるため、今後のアップデートは必要。