【深堀り】PoWは通貨でPoSは通貨と呼べない問題についての本質

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最近、仮想通貨界隈で本質的な議論をよく見かけるようになりました。

投機としての熱が一旦冷めてきて、世間的には実需性や利便性に重きが置かれている現状。

そんな中、コンセンサスアルゴリズムについても多くの議論が展開されるようになってきました。

そのうちの一つが、PoWは通貨だが、PoSは通貨ではないのではないか、という議論。

有名どころでいくと、現状はBTCやETHがPoWを採用していて、XPや多くの草コインと呼ばれるコインはPoSを採用しています。

では、何故PoSを採用したコインは通貨と呼べないのでしょうか?

今回は、それに関して個人的に問題の本質だと思った部分に焦点を絞って展開していきたいと思います。

価値がどこから生み出されているか

タイトルだけだと何を言っているのか分かりにくいですが、これはあるbitcoinerの方がおっしゃっていた意見の中で最も本質的だと思いました。

PoWは、皆さんもご存知の通り、多くの電気量を消費してハッシュ値を見つけ出すことで合意形成を行い、その対価としてマイニング報酬を受け取っています。

つまり、現状ではPoWで生み出されたコインというのは、価値が外から来ているというイメージです。

それに対してPoSで生み出されたコインは、価値が内部から来ているとも言えます。

要は、元々10あるコインに新たに1つコインが生成される時、前者だと全体として価値の集合値が大きくなっているのに対して、後者は集合値を薄めたできた生成物みたいなイメージ。

これだと、完全分散型を目指しているビットコインコアの思想とはかけ離れているため、通貨とは呼べないのではないかという問題提起です。

 

多くの人が使いたいかどうか

結局、この「多くの人が使いたいと思うかどうか」に依存すると思います。

小さなコミュニティの中で使える通貨があって、それでコミュニティの価値交換手段として昨日しているのならば、それはコミュニティ内での通貨ですから。

ただ、マクロな視点で見たときに、多くの人がそれを使って価値交換や価値の手段、価値の尺度を表したいかどうかの問題なのではないかと。

PoWみたいな多大な電気量と引き換えに得た通貨というのは、ある種権力の孤児のような側面も持っているため、人類の進化論的にも一番しっくりくるんじゃないかと思います。

金(gold)なんかも、有限資源であり、得るために多大な労力や通貨を消費しなければならないため、ある種ズルできない仕組みだとも言えます。

この辺が、PoWとPoS論争の本質的部分なのではないかと個人的には考えています。

まとめ

最後に一言でまとめるとするならば、

「使いたいなら持てば良いし、使いたくないなら手放せば良い」

ってことになります。

世界で通用する通貨や、国単位で通用する通貨、地域や小さなコミュニティで通用する通貨、それぞれ多種多様です。

でも、やはり一番多くの人が価値があると認めるのは、やはり世界で通用する通貨ということになるので、PoWの仕組みで合意形成が行われているBTCは強いんじゃないかなと思います。