仮想通貨とアノマリー(3)-仮想通貨の四方山話-

四方山話

2018年 GWの仮想通貨の相場とアノマリー

 

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仮想通貨に季節要因はあるか?

 2018年のゴールデンウィークは、仮想通貨の相場がどうなるのでしょうか?
シーズナリティから占えるのでしょうか?

答えはNOでしょう。
仮想通貨は歴史が短いので、経験則と呼べるほどのデータがそろっていません。従って、2018年現在には、仮想通貨のアノマリーは無いといっていいでしょう。しかし、データ収集のためにも、将来のアノマリーの原因となりそうな投資家心理や、売買動向は意識しておくべきです。


将来的には仮想通貨も季節要因の影響を受ける

 最近、機関投資家が相次いで仮想通貨市場への参入を表明しています。機関投資家で仮想通貨を担当する責任者達は、ズブの素人ではなく長年株式や為替市場でしのぎを削ってきた人達です。このようなベテラン達は、潜在的にアノマリーを、とりわけシーズナリティを意識した投資をすることが多いです。
そもそも「最近、機関投資家が相次いで仮想通貨市場への参入を表明している」こと自体が一種の新年度効果(4月効果)ですよね。新年度になり、証券会社や投資機関が、今期の新戦略として仮想通貨への投資を表明したわけですからね。


2018年 GWと仮想通貨相場

 さて、世間はいよいよゴールデンウィークに突入です。2018年のGWの仮想通貨相場はどうなるのでしょうか?

前ページのシーズナリティを参考にすると、GW期間中の相場は、株式や為替ならば荒れる傾向にありますね。日本市場は連休による休場が多く売買が行えなえません。他方、海外取引所は平日なので通常通り売買が行われています。従って、日本と海外でギャップが出来やすく、そのギャップを少ない市場開場日で調整しようとするらです。しかし、仮想通貨に休場はありません。また、日本だけで売買される銘柄ではなく、世界共通の市場です。このような理由で、日本特有の季節要因であるゴールデンウィークは、仮想通貨には反映されにくいかもしれません。

一方で、仮想通貨、特にビットコイン(Bitcoin)の取引量の約6割が日本人によるものと推定されているため(※2018年4月10日付 金融庁資料より)、日本の長期休暇はビットコイン相場に大きな影響を与える可能性もあります。これについては、GW後の国内取引所の発表を待たなければ、答え合わせが出来ませんね。冒頭に書いたとおり「仮想通貨は歴史が短いので、経験則と呼べるほどのデータがそろっていません」から。

海外の動向予想

 米国で意識されるSell in Mayも、今年の仮想通貨相場には関係なさそうです。
伝説の投資家ジョージ・ソロス氏の ソロス ファンド マネジメントや、ロックフェラー財団のベンロックなど、巨大なクジラたちが相次いで参入を表明したばかりですからね。いきなり手仕舞いはないでしょう。


GW後も上昇基調は続く

 そういうわけでして、ワタクシはGW後も相場は緩やかな上昇傾向を辿ると予想しています。問題はゴールデンウィーク中の仮想通貨の相場ですね。しかし、こればっかりはデータが少なくて予想しづらい、というのが正直なところです。
他のサイトでは、昨年の傾向を基に分析している人達もいますが、ワタシはそれはあてにならないと考えています。昨年と今年では、仮想通貨市場のプレーヤーが大きく変わったからです。上記の通り、千億円単位の資産を持つ機関投資家達が最近相次いで参入しています。このような状況で、昨年の投資家の傾向など何の意味があるのでしょう。

ですので、ワタシは中期的にホールドのポジションを取るつもりです。これまた上記の通り、しばらくは上げ相場が続くと考えているからですね。以前書かせてもらったとおり、GW後に120万円を試す展開が来ると考えています。

では、連休明けの答え合わせを楽しみにしましょう。良い休暇を!

(おわり)


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