フェイスブック 独自仮想通貨を発行か?

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FBがブロックチェーン研究を加速

 

ライターの結城です。
ソーシャルメディア大手のFacebook(フェイスブック)が、独自仮想通貨の発行を検討していると、Cheddarが11日に報じました。Facebookを利用する世界中のユーザーが電子的決済手段を利用できるようになるかもしれません。


元PayPal社長がFBに移籍


米国のWebニュースサイトChaddarがFacebookが独自か創通か発行の可能性を報じました。 Cheddarのシニアレポーター Alex Heath氏の記事によると、Facebookはおよそ1年前に、開発チームの Morgan Beller氏がブロックチェーン技術をどうすればFacebookのサービス上に取り込めるかについての研究を始めた、とのことです。当初は、Beller氏のみが ブロックチェーンの研究を行う唯一の従業員だったそうです。
FacebookのDavid Marcus氏が今週、「Facebookにブロックチェーン技術をどう適用していくか、研究を始める」と発言したことで、Bellerさんの研究は一躍注目を集めました。

Marcus氏は、Facebookの経営に加わる前は、PayPalの社長でした。そして現在は、少数のFacebook従業員を率いてブロックチェーンの研究を進めています。氏は初期段階からビットコインに投資をしていた投資家でもあります。また昨年末に海外大手取引所のコインベースの取締役にも就任しました。


独自通貨発行に関する公式発表は無い


Facebookの経営陣は、従業員へ定期的に将来のイノベーションについて語ります。その中には10年計画も含まれています。しかし、その10年プランではブロックチェーンについては触れられたことはありません。
FacebbokのCEO Mark Zuckerberg氏は、上記Marcus氏のブロックチェーン開発に関する発言の後も、仮想通貨に関するコメントはしていません。

一方で、Facebookの広報担当者は11日にCheddarに対して「他の多くの会社と同じように、Facebookはブロックチェーン技術を活用方法を研究している。Marcus氏率いる小さなチームは様々な新しいアプリケーションを考えだすだろう」とコメントしました。

ソーシャルメディアにとって、ブロックチェーン技術と暗号化技術は親和性が高く、有効活用すればユーザーにさらなる安全性や確実性をもたらします。Facebookはブロックチェーン技術を本格的に導入することは確実でしょうし、そのときは大規模なM&Aを行うかもしれません。
 Facebookは2009年にFacebook Creditsというデジタル通貨を導入したことがあります。ゲームなどの利用に使われることを期待して導入されたこのデジタルマネーでしたが、利用が伸び悩み2年前に廃止されています。Facebookが独自の支払い手法を模索している事は、このFacebook Creditsの件からも明らかです。
一方でブロックチェーン技術はまだまだ発展途上であり、安定的な運用には課題が山積しています。Facebookがこれからも研究開発を加速させ続けることは確実ですが、それがどのようなサービスになるのか、いつ頃実装されるのかは、今はまだだれにも解らないでしょう。

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