ETCが起業家支援ラボを開設

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イーサリウム クラシック
一流技術者から直接指導が受けられるラボを発表

 

ETCのブロックチェーン技術に関連したスタートアップ企業を支援する「イーサリウムクラシックラボ」がスタートします。ラボに参加する起業家は、一流の技術者や開発チームから、技術指導や資金提供などあらゆるサポートを受けることができます。


起業家支援のブロックチェーンラボ

 ニューヨークでは、ブロックチェーンの世界的なカンファレンスである「コンセンサス2018」が開催されています。250名以上の著名人や一流技術者登壇して講演し、また世界中から4,000人以上が参加し活溌に交流をはかっています。
カンファレンスに併せて、多くの企業が新技術を発表したり、また新製品を売り込んだりするためこのイベントは仮想通貨の相場にまで影響を与えると言われています。

そのコンセンサス2018で注目を集める発表が5月15日に行われました。
イーサリウムクラシック(ETC)が55億円規模の資本を投資して、起業家支援のためのプロジェクトを開始します


イーサリウム クラシック ラボ

コンセンサス2018 において、世界トップレベルの投資グループであるHCM、DFG、及びDCGが共同発表を行いました。
 3社は、イーサリウムクラシックのブロックチェーン (以下ETCブロックチェーン)を基盤としたビジネスをこれから始めようとする起業家達を支援するために「イーサリウム クラシック ラボ(Ethereum Classic Labs)」を開設すると発表しました。
ブロックチェーン技術に関連したスタートアップ起業を包括的に支援するこのプロジェクトのために、世界レベルの技術開発チームが多数参加するようです。

 イーサリウム クラシック ラボは、ETC ブロックチェーンに関連した技術開発を奨励することと、高度なETC関連プロジェクトを始めようとする起業家達への支援を行うことを目的に設立されます。イーサリウム クラシック ラボによって、起業家達にあらゆるサポートを受けられると、発表資料にはあります。たとえば、運転資金の提供、技術指導、オフィスの提供、事業戦略のコンサルティング、そして必要であれば新規事業企画の提案方法までも含めて、スタートアップ企業が必要とするもの全てが提供されるようです。

 イーサリウム クラシック ラボが、他の起業家支援プロジェクト大きく異なる点は、これがただ開発プロジェクトを金銭的に支援するだけではないということです。
このラボには、ブロックチェーン業界の世界的なリーダー達が参加します。彼等は、彼等が得てきた知識や経験を、競争の為ではなく、起業家達がプロジェクトを達成するために惜しげ無く提供します。一例を挙げると、起業の初期段階において、ETCの中核部門であるETC開発部のCTOであるIgor Artamonov氏など世界レベルの技術者達から、1対1の指導を受けることが出来ます。

このラボは、HCM、DFG、DCGから5千万USドル(約55億円)の資本投資を含めた、完全なサポートを受けています。特筆すべきはHCMの参加です。HCMは、世界ランク500位に入る鴻海グループにより設立された企業です(HMCは、フォックスコン テクノロジー グループの親会社です)。
フォックスコンは最近、IoT (Internet of Things:モノのインターネット) 分野へ事業を拡大しています。IoTはETCにとって高いレベルでシナジーがあります。近い将来、イーサリウム クラシック ラボは、IoTに関連したブロックチェーンプロジェクトの支援を強化していくことが予想されます。

イーサリウム クラシック ラボでは、トップレベルの開発チームと、世界各国から集まった一流技術者からの技術支援が受けられます。このラボに参加するスタートアップ企業は、ETCの中核技術開発チームや、IOHKと共に働く機会を得ることが出来ます(IOHKはブロックチェーン技術の研究開発会社として有名な企業)。 さらには、ブロックチェーン技術産業のリーダー達、たとえばIgor Artamonov氏、Isaac Drdis氏、Charles Hoskinson氏 などの著名人が、ETCブロックチェーンのアプリケーションを開発を援助するために、技術的指導を行ってくれます。


起業家支援はETCの価値を高める

イーサリウム クラシック ラボの目的は、ETCコミュニティーと、ETCを基盤としたスマートコントラクトアプリケーションによるETCエコシステムの技術開発、発展、反映を加速させることである、とプレスリリースには記されています。
これは、単なる起業家支援のための投資ではなく、ETCの価値を高めるシナジーがあると考えられます。サードバーティーによって便利なアプリケーションが開発されたり、あるいはETCを用いるサービスが開発されたりすれば、ETCの利用者が増えるため、ETCの価値は直接的に高まっていきます。55億円もの投資をしても、それを十分回収できるだろうと支援企業は考えているのでしょう。


相次ぐ技術者支援事業

コンセンサス2018では、ニューヨークの経済開発公社「New York City Economic Development Corporation (NYCEDC) 」が、ブロックチェーンリソースセンターの設置と、ブロックチェーン技術発展の支援を行うことを発表しました
また、Rippleも14日に起業家支援のためのプロジェクトであるXpringを発表しています

現在、ブロックチェーン技術と仮想通貨は分進秒歩の勢いで発展しています。イーサリウム クラシック ラボも、ブロックチェーン技術発展のために大きな役割を果たすことになるでしょう。

関連リンク
https://ethereumclassiclabs.com/