【時事できごと】モナコインのセルフィッシュマイニング事件について

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ブロックチェーンの推している機能の一つに「改ざんされにくい」という特徴があります。

これは、PoWやPoSなどコンセンサスアルゴリズムによらず、データを改ざんすることが技術的に困難かつ、改ざんすることで経済的なメリットがほとんどなく、デメリットが大きすぎることが要因となっています。

つまり、データを改ざんすることに、人間活動する上でのインセンティブが存在しないため、ブロックチェーン上の仮想通貨は今日まで機能して来ました。

 

しかし今回、モナコインが大規模なデータ改ざんの被害に遭ってしまいました。

その名も、「Block withholding attack(別名:セルフィッシュマイニング)」です。

セルフィッシュマイニングとは?

 

Block withholding attack(別名:セルフィッシュマイニング)とは、ブロックを承認しないようにして資産を引き出せないようにしたり、不正トランザクションを承認する攻撃のこと。

普通は、ブロックを掘ったらすぐにブロードキャストするものです。

同時通報と言う意味で、不特定多数に同じ情報を同時に送ること。コンピュータネットワーク上にある、すべてのネットワーク端末(ノード)に対して同時に同じデータを送信する。

出典:wikipedia

基本的には、自分がせっかく掘り当てたブロックが無効にならないようにすぐブロードキャストしますが、ブロードキャストせずにそのまま掘り続けても構いません。

今回のケースは、

ブロックをブロードキャストせずに自分だけで掘り進める

→他の人も持っているが、自分は裏で表のチェーンより先に掘り続ける

→それを6,7個先掘りしていた

→ターゲットの取引所にMONAを入金

→承認されたら他のコインに変えて、すぐに出金

→そのあと自分が掘っていたブロックを一気にブロードキャスト

→直近のチェーンの何個かのブロックが無効に

→取引所へ入金したMONAはなかったことになり、取引所内ではMONAが消えた状態に

→その間にMONAの送金してた人の送金も消えてしまっている

という、一連の流れです。

Block withholding attack(別名:セルフィッシュマイニング)は理論的には可能な攻撃らしいのですが、ブロックチェーン界隈でも、まさか本当にやる人がいるとは、頭良い!と言った意見が目立っています。

まとめ

とはいえ、今回の一連の事件でモナコインが悪いとか、PoWアルゴリズムのコインは全滅だという話ではありません。

これは取引所としては対策する必要があるかもしれませんので、今後の対応ん期待したいところ。

個人的には、まだまだ完璧なコンセンサスアルゴリズムというのは確立されていない分、PoWやPoSに代わる、もしくは掛け合わせた新しい承認方法を定義していくことも必要になってくると思いますね。

ちなみに、投資家目線でいうと、モナコインは今回の事件で暴落するかと思われましたが、翌日には元通りの価格に持ち直しました。

技術やコミュニティでモナコインを推している人にとっては、今回の事件は悲報というより、むしろ改善できる機会として捉えているのかもしれませんね。