世界を熱狂させるワールドカップとブロックチェーン(その1)

時事できごと

ワールドカップとブロックチェーン

 

ロシアワールドカップが開催中の現在、世界は4年に1度のこのビッグイベントに熱狂しています。
しかし、世界が熱狂しているのは、サッカーの祭典だけではありません。いま、テクノロジーの分野で最も熱いのはブロックチェーンです。IT業界だけではなく、世界中の政財界までも巻き込んで日進月歩の進化の真最中のブロックチェーン関係者は、世界の全てをブロックチェーン化しようと、日々研究開発に取り組んでいます。
そんなブロックチェーン関係者が、ワールドカップという一大イベントを放っておくはずはありません。
そして、ロシアワールドカップで最も注目を集めているのがブロックチェーンサービスは、実はオンラインブックメーカーなのです。


ブックメーカーとブロックチェーン

ブックメーカーはワールドカップに欠かせない存在です。
ブックメーカーというと日本ではなじみがありませんが、スポーツくじのToToの様なもので、西洋では一般的な存在で、ベッティングシステムとも呼ばれます。 しかし、ToToくじとは異なり、ブックメーカーが対象にする賭け事はスポーツだけに限りません。政治、芸能、金融、はては天気までもゲームの対象にして、日常的に楽しみます。
そんな中でも、FIFAワールドカップは最も盛り上がるベッティングの1つであり、世界中の人が参加して、ゲームの行方に一喜一憂しています。

残念ながら、日本では公的な機関が提供するサービス以外は、賭博とみなされて禁止されています。

一方、お隣の中国では、元々賭け事が盛んなこともあり、ベッティングもとても人気です。オンライン、オフラインを問わず多くのブックメーカーが場を提供し、年間延べ4兆人が利用しているそうです。しかも、その市場規模は中国の経済発展に伴い今もまだ急速に拡大しているというから驚きです。しかしその一方で、市場の拡大と共にトラブルも増加しています。ブックメーカーによるオッズの操作、賭け金の持ち逃げ、不法な営業、マネーロンダリングなど、各種の問題点が指摘されています。
実は、中国では賭博がとても盛んではあるものの、中国の法律は全ての賭博行為を禁じており、これらは原則違法です。つまり、参加者が悪徳ブックメーカーの被害にあっても、それを救済する機関や公的制度は存在しないのです。そこで注目を集めているのが、ブロックチェーンとスマートコントラクト技術を用いた、オンラインブックメーカーです。

ブロックチェーンは、非中央集権的なシステムであるため、胴元が存在せず、胴元による不正は理論上起こり得ません。また、改ざんが不可能で全員が情報を共有しているというのもセキュリティー上の利点です。

その2に続く