世界を熱狂させるワールドカップとブロックチェーン(その2)

時事できごと

ワールドカップとブロックチェーン

 

その1はこちら

サッカーの祭典とブロックチェーンの関係 その2 です。
ブロックチェーン技術が、オンラインカジノやブックメーカーととても相性が良く、今回のワールドカップでも、世界中でトトカルチョが楽しまれています。

このブロックチェーンの性質をベッティングシステムに利用したコインやプロジェクトは色々ありますので、今回はその中の有名どころをいくつか紹介しましょう。



1.Augur

Augurは予測市場のパイオニア的なコインです。
ERC20(※)のスマートコントラクトを用いた分散型予測システムを特徴としており、Augur (英:占い師、予測する)の名の通り、賭け事を目的にして開発されました。 Augurは、厳密にはプロジェクトの名称であり、Augurの通貨の名称はReputation(REP)です。

ブックメーカーとは異なり、胴元が事実を認定するのではなく、レポーターと呼ばれる多数の人で分散的に事実を判定する仕組みを採用しているため、大きなゲームでは結果判定に時間が掛かるのが欠点です。
※ERC20:イーサリアムの基礎となっている規格

 

2.Gnosis

GnosisもERC20系のトークンです。Gnosisの開発者にはAuger開発チームのメンバーが関わっているためAugurと比較して語られることが多いコインです。
Augurと比較すると、Augurはレポーターが結果を判定するため、払戻しに1ヶ月程度の時間を要しますが、対してGnosisは中央管理的な結果判定システムを持つためAugurより早く払戻しが行われます。

また、Augurでは利用者が自らゲームを作らなければならないのに対して、Gnosisは開発陣によって一定数のゲームアプリケーションが提供されています。もちろん、Gnosisにユーザーがゲームを追加することも出来ます。また、Gnosisは、メイントークンのGNO意外にOWLというサブトークンをもち、2つの性質の異なるコインを利用することが出来ます。

 

3. Cindicator

Cindicatorは、金融市場予測用人工知能を育成するためのプロジェクトです。仮想通貨を含む金融市場のアナリスト達が持つ知識をCindicatorのAIに学習させ、アナリストとAIが協力して市場の将来を予測することで、精度を高めようとするプロジェクトです。

ユーザーは、仮想通貨市場の予測(相場の変動)の予想ゲームに参加することが出来、当てた参加者には償金が支払われます。そして、AIはユーザーの予想傾向も学習に取り入れ成長します。

 

4.Ethereum ClassicとETC Game

イーサリアムクラシックは、その名の通りイーサリアムからハードフォークして誕生したコインであり、イーサリアムとほぼ同じ機能を持ちます。イーサリウムクラシック(ETC)自体にベッティング機能はありませんが、ETC開発陣が自ら開発したオンラインブックメーカー サービス「ETCゲーム」を提供しており、スポーツ、仮想通貨相場予想、政治などの分野でベッティングを楽しめます。

ワールドカップの勝敗予想ももちろん提供されており、仮想通貨関連のベッティングゲームでは最大の利用者数を持ちます。また、試合終了直後に自動で払戻しが行われるのも特徴です。


まとめ

 このように、ブロックチェーン技術とスマートコントラクト機能は、オンラインカジノととても相性が良いのです。これまでの、カジノやブックメーカーは胴元の存在が必須でした。しかしそれは、管理者の手数料が必要であったり、また管理者が不正を行う可能性があるなどの問題も含んでいました。

しかし、非中央集権的で不正ができないブロックチェーンはこの問題を全て解決してくれるからです。ワールドカップを観戦するとき、その裏側で動いているブロックチェーンに思いをはせてみてはどうでしょう。オンラインブックメーカーは世界中どこからでもアクセスできますから、贔屓のチームにベットしてみるのも一興です。新しいサッカーの楽しみ方が見つかるかもしれませんよ。