ICOのキャップについて

深掘り解説

プレセールスの売出し上限

 

仮想通貨で資金を調達しようとする企業は、取引所への上場の前にプレセールスなどでトークンを販売します。それらは、プレセールス等と呼ばれ、取引所を介さずに行われます。
これらの、取引所を経由しないプライベートセールスにも様々な形式があります。

あなたが、知人やSNS経由でICOのプレセールスの情報を知ったときには、そのICOがどの程度信頼できるのかを判断しなければなりません。その基準の1つが、キャップの有無です。


プレセールスの種類

仮想通貨を入手する方法は大きく分けて2つあります。
ひとつは取引所に上場されている通貨を購入することで、最も一般的な方法です。もうひとつが、非上場のコインを発行企業から直接買い付ける方法で、いわゆるプレセールスやプライベートセールスと呼ばれる方式です。

ICOを行うチームは基本的には上場を目指します。従って、どのようなコインも将来的には取引所で売買されることになりますが、取引所への上場に至るまでの開発資金を確保するために、コインを発行する企業やチームは、投資家へ直接コインを販売します。コレがプレセールです。

一般的にプレセールは、上場時の価格よりも数%から数十パーセント割引いた価格で販売されるため、投資家はプレセールに参加することを望みます。


キャップドセールスとアンキャップドセールス

キャップ(Cap)とは、蓋や帽子を意味する英単語ですが、ICOの場合は「上限」を意味します。
発行されるトークン数と販売価格にキャップがあるかどうか、ある場合はどのような上限の設け方がされているかによって分類が可能です。

セールスのキャップにはいくつか種類があります。

  • Uncapped Sales (アンキャップ ドセールス) 無制限セールス
  • Capped Sales (キャップド セールス)上限付きセールス
  • Hidden Cap Sales(ハイド キャップ セールス) 上限非公開セールス
  • Fixed Rate Sales (フィックスド レート セールス)固定レートセールス
  • Auction style(オークションスタイル)

このうち、キャップドセールス、ハイドキャップセールス、フィックス度レートセールスが上限付きのセールスに該当します。


アンキャップドセールス

アンキャップドセールス(Uncapped Sales)はその名の通り、上限を儲けずにトークンを販売する方式です。
企業やチームが、プレセールスで投資家へ販売するトークンに上限が設けられないためセールス期間中に申込みがあった全ての投資家にトークンが発行されます。

この方式は、企業にとっては莫大な利益をもたらします。宣伝を上手く行えば、理論上は青天井に資金が集められるからです。一方で、投資家にとっては、トークンの総発行数が無制限に増えるために、1トークン当たりの価値が低下します。

プレセールスに参加するとき、セールス方式がアンキャップド出会った場合には、十分な注意が必要です。なぜなら、そのトークンの発行体は、1トークンあたりの価値が薄まることに無頓着であり、すなわち投資家の利益に関心を持っていないからです。
言い換えれば、投資家にとって良いICOとは、トークン発行数が少なく、1トークン当たりの価値が高いプレセールスを行うケースです。
アンキャップドセールスに出会ったときには、どれほど魅力的な言葉で宣伝されていようとも、慎重に投資するべきでしょう。

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