ICOのキャップについて(その2)

深掘り解説

キャップドセールスの種類

 

キャップドセールスにはキャップ(上限)があります。
キャップドセール、ソフトキャップ、ハードキャップ、またはハイドキャップに分類できます。

プレICOでトークンが売り出されるとき、善良な発行者であれば販売トークン量に上限(キャップ)を設定します。無制限にトークンをバラまくと、発行者は儲かりますが、1トークン当たりの価値が下がり投資家の不利益になります。
投資家と良い関係を構築したい発行者であれば、プレセールスの前に十分な説明を投資家に行い、発行数量やロックアップ期間をきちんと定めて、投資家とプロジェクトの双方の利益のバランスを取ろうとするものです。


ソフトキャップ

ソフトキャップセールスには、キャップが設定されていますが、投資家の応募数がキャップを超えた後も、セールスが終了するまでしばらく延長時間が設けられています。 
ソフトキャップは、発行体が調達したい資金の最低目標です。
従って、ソフトキャップは後述するハードキャップと組み合わせて用いられます。そのため、セールス期間が終了する前であっても、特定額の調達がなされた段階でセールスは終了されます。もし、ソフトキャップに到達しない金額しか発行体が集められなかった場合、投資されたお金は投資家に返還されるのが一般的です。
なお、投資家の応募総額がソフトキャップに届かなかったということは、その発行体のプレセールスが失敗したことを意味します。ICOは中止か、あるいは戦略を変更して再チャレンジされます。


ハードキャップ

ハードキャップは資金調達額の上限です。この金額に投資家からの応募総額が達した場合はICOは直ちに終了されます。 プレセールスの期間に制限が設けられるのはソフトキャップと同様です。 ハードキャップは、その発行体が自らのトークンを用いて募る投資額の絶対上限額です。もし、ハードキャップを超えて投資を受け取った場合は、超過額は投資家に返却されます。もし、超過額が投資家へ返還されないならば、詐欺の可能性がありますので要注意です。

一般的な(善良な)プレセールスはソフトキャップとハードキャップを組合わせて応募を募ります。
・ソフトキャップを超えなければ、ICOは失敗し、応募された全額が投資家へ編記されます。
・ソフトキャップを超えて、かつハードキャップを超えない場合、プレセールスは成功したと見做せますが、ソフトキャップぎりぎりの額だった場合は、プロジェクトの資金的な余裕が少ないということです。
・ハードキャップを超えた場合は、プレセールスは大成功です。 しかしハードキャップを超えた投資分は投資家へと返却されます。もし変換されない場合は、その発行者は不誠実であるとみなされます。