仮想通貨相場と株式相場の類似性(3)

連載解説

仮想通貨相場を予想するには、株式相場を学べ(3)

 

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株式と仮想通貨の相場推移の類似性

 ここまで、仮想通貨市場と株式や為替市場には様々な相違点があると共に、共通性もあるため、株式や為替市場の経験則であっても、仮想通貨市場に適用できるものがあることを説明しました。
株式市場も、仮想通貨市場も、そして為替市場も、プレーヤーは同じ人間であるため、アノマリーや心理にもある程度の類似性が存在するためです。

仮想通貨の取引は24時間365日行われるため休日はありませんが、週末や大型休暇の時期には売買が低調(小商い)になりますし、またデッドクロスなどの心理線は株式にも仮想通貨にも共通してが存在します。これは、仮想通貨市場のプレーヤーも株式市場のプレーヤーも、同じ社会で生活しているため、このような類似性が見られるのです。週末や長期休暇は、仮想通貨市場のプレーヤーにも、株式市場のプレーヤーにも共通だからです。

また、仮想通貨市場のプレーヤーは、株式市場や為替市場での取引の経験を持つものが多いためでもあります。
株式市場経験者は、株式相場で培った経験や体験を基に、仮想通貨の相場を予想するため、プレーヤーの心理に類似性が表れるのです。従って、デッドクロスの場合には、底値が近いという推測をして買いを入れるなどの行動が見られるのと推測されます。

このような理由から、株式相場の格言やアノマリー、そしてチャートのテクニカル分析手法の一部は仮想通貨相場でも頻繁に用いられます。仮想通貨と株式市場は、様々な差異があるものの、一部の値動きなどに類似した法則性が見られるのはこのような理由によるものです。


市場は心理に影響を受けるもの

 市場というものは、そこで売買を行うプレーヤー達の心理に大きく影響を受けるものであることは、繰り返し説明しました。 そして、その仮想通貨市場のプレーヤーに、株式や為替市場の経験者が多いことは、市場心理を推理する上で非常に重要な要素であります。

仮想通貨の取引を始めたばかりの初心者で、かつ株式市場や為替市場の経験が無い読者諸兄は、この機会に株式や為替の投資家心理について学ぶことをお勧めします。テクニカル分析の結果などが、プレーヤーの心理に与える影響に、大きな共通性があるからです。

おわり