分散コンピューティングとは?

用語集

今日の仮想通貨用語:分散コンピューティング(ぶんさんー)とは?

 

分散コンピューティング(Distributed computing)とは、1つの計算処理を複数のコンピューターで行う計算手法のことです。複数のコンピューターをネットワークで繋げて、1つの計算を並列で行います。この場合の複数台のコンピューターとは、1個人または団体が保有する複数台のコンピューターのこともあれば、インターネット上の不特定多数のコンピューターを利用する場合もあります。

分散コンピューティング技術は、巨大素数を見つけたり、新しい薬を探したり、また宇宙から飛来する電波を解析したりする作業など、様々な分野で利用されています。こういった
作業には膨大な計算が必要になり、市販のコンピューター1台ではひとつの計算に何十時間、あるいは何年も掛かる場合があります。

それを解決する方法のひとつはスーパーコンピューターですが、スパコンの利用は高額であり、も台数も限られているため研究者が簡単に利用できるものではありません。そこで、複数のコンピューター、特に個人が所有している世界中のコンピューターを繋げて、所有者がPCを利用していない空き時間に計算をさせようと考えたのが分散コンピューティング技術です。

ビットコインをはじめとした多くの仮想通貨が利用しているブロックチェーンも、この分散コンピューティング技術の一部を利用しています。

一方で、分散コンピューティングにはひとつ大きな問題があります。それは、PCの所有者が悪意を持って間違ったデータをネットワークに拡散した場合です。複雑で膨大な計算を解くことを、不特定多数のコンピューター(の持ち主)に依頼するのですから、悪意ある人物の参加は当然起こり得ますし、しかもそれは致命的な問題となります。これが、ビザンチン将軍問題(The Byzantine Generals’ Problem)と呼ばれる問題です。

ビットコインや多くの仮想通貨はProof of Stake(PoS)という手法でこの問題を解決しています。