イーサリアム・クラシックのメイン開発ラボが閉鎖

速報できごと

ETCDevが閉鎖を発表

 

仮想通貨 イーサリアム・クラシックの主要開発チームである、「ETCDev」が資金難を理由に閉鎖されることが発表されました。


突然の閉鎖発表

イーサリアム・クラシックは、数ある仮想通貨の中でも時価総額で上位20位にランクされる優良コインのひとつですが、その主要開発チームであるETCDev(Ethereum Classic Development)が、資金難を理由に閉鎖されると、12月4日未明に発表されました。


TECDevは、The DAO事件によるイーサリアムの分裂直後から活動しているイーサリアムクラシックのメイン・デベロップメントチームであり、分裂前のイーサリアム当時から開発チームに貢献していた著名エンジニアである、Igor Artamanov氏(イゴール・アルタモノフ)を中心に運営されていました。 しかしながら資金調達が思うように進まず、運転資金の不足により、運営を断念することとなりました。


Artamanov CEOの発表

同社のCEOであり設立者であるArtamanov氏は、12日未明にETCDevの公式ツイッターアカウントにて、声明を発表ました。 それによると、資金不足と最近の仮想通貨市場の下落を理由に閉鎖以外に選択肢がない、と記されており、資金が枯渇したことが示唆されています。

「過去数週間、ETCDevは資金調達の試みは上手くいっていませんでした。これは、仮想通貨市場の下落によるものです。 エコシステムを支える投資家たちや外部の人々にも協力を求め、またコミュニティーから資金調達も試みましたが、十分な成果をあげられず、当座の運転資金が不足することとなりました。」
“As is publically known we have struggled with funding our operation in the last few weeks. This was partially due to the market crash, combined with a cash crunch in the company. We appealed to investors in the ecosystem as well as external to it. We also did the community fund, but in none of these cases were we successful in securing short-term financing,” 

 

イーサリアム・クラシックはコインベースに(再)上場されたことなどにより、今年の前半には資金的に余裕があったと想像されます。また昨年後半の仮想通貨相場の急騰時にも、保有資産の評価額は数年間の運転資金として十分であると考えられていました。しかしながら、過去数カ月の仮想通貨市場の低迷により、ETCDevの保有資産は急速に減少し、一時16.5ドルをつけていたETCは、最近は4ドル台まで下落。 またそのような市場背景を理由に投資家からの支援を受ける事もできなかった模様です。


仮想通貨世界への影響

ETCの主要開発チームが閉鎖されることで、今後の同コインに関連する各種のプロジェクト(たとえばEmerald Walletのような)の前途は非常に厳しいものになると予想されます。また、イーサリアム・クラシックという知名度、時価総額ともに大手と言える通貨の困窮が露わになったことで、仮想通貨市場に対する警戒感は一層強くなることも確実でしょう。